日本貨物鉄道が4月15日に発表した3月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は203万7000トン(前年同月比5.4%減)、車扱は75万5000トン(21.1%減)となった。
コンテナは、前年3月が消費増税前の駆け込み需要のピークを迎えていたことから、5.4%減(前々年では6.5%増)となった。
品目別に見ると、農産品・青果物では北海道産の玉葱を中心に野菜類の出荷が好調、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物も前年を上回った。他の品目は前年に及ばなかったものの、大半が前々年を上回った。
車扱は、150mレール輸送が開始となったが、北海道の石油輸送が終了していることもあり、車扱全体では21.1%減となった。
コンテナ・車扱の合計では10.2%減(前々年では1.8%増)となった。