日本通運は3月31日、ミャンマー・ヤンゴン市内で寺子屋学校の建設支援を行ったと発表した。
3月9日にオープンしたダマティバ寺子屋中学校は、日本・ミャンマー国交樹立60周年を記念して、ヤンゴン市内に建設されたもので、面積は293㎡、教室は4つ、生徒は275名在籍。日通が建設資金を全額寄付した。
寺子屋学校の運営は、ミャンマーの宗教省と教育省から学校運営の許可を受けた僧院の住職、僧侶やボランティアによって行われる。
ミャンマーには公立の小中学校があり学費は無料だが、給食はなく、机や制服代が必要なため経済的に公立学校に通うことができない子供が数多くいる。
このため公立学校以外に政府が正規の学校教育機関と認める僧院やボランティアによる無償の寺子屋学校がある。寺子屋学校を卒業した子供は、公立小中学校を卒業した子供と同じく、公立高校に進学することができる。
日通は多くの子供たちに教育を受ける機会を増やすために、寺子屋学校設立支援を行うことにした。
学校教育支援等を通じて、今後もミャンマーの人材育成と同国の経済発展に寄与していくとしている。