国土交通省は3月2日~6日、ASEAN地域のクロスボーダー国際宅配輸送の実現に向けトライアル輸送を実施する。
メコン地域内における宅配貨物輸送サービスの構築を目的に実証事業を実施し、バンコク(タイ)-サバナケット(ラオス)-ハノイ(ベトナム)、バンコク(タイ)-プノンペン(カンボジア)-ホーチミン(ベトナム)の2ルートで行う。
多様な消費者向け貨物、企業向け貨物をタイにおいて小口混載貨物として集荷し、20fコンテナ×2本、または40fコンテナ×1本をトラックでクロスボーダー輸送(各国境で積替え)する。
ベトナム・ラオスにおいて、個別企業や消費者宅へのドア・ツー・ドア小口配送を実施する。主な貨物は、宝飾品、衣料品、食料品、冷凍食品、化粧品、日用品、タイヤ。
メーカー調達から消費者宅配の国際間のドア・ツー・ドア輸送までを網羅したクロスボーダー国際宅配輸送サービスの導入に向けたトライアル輸送により、オペレーション上の課題や効果の検証、振動測定、温湿度変化測定もあわせて実施する。
通関などの法制度・商慣習、事業許認可等の各種制度・手続きの課題等も調査する。