日本通運は2月25日、スロベニア・コペル港を利用して、コンテナ1本に満たない小口貨物をハンガリー・ブダペストに輸送する、日本発海上混載一貫輸送サービスを15日から開始したと発表した。
コンテナ1本に満たない小口貨物をスロベニア・コペル港経由で、ハンガリー・ブダペストの配達先まで一貫輸送するサービス。
従来は、ドイツ・ハンブルク港を利用して輸送していたが、コペル港を利用することにより、海上輸送距離は約3600km、陸上輸送距離は約600km短縮され、リードタイムで最大4日、輸送コストは最大20%削減となる。
コペル港到着後は、コンテナのまま鉄道またはトレーラーでブダペストまで輸送され、現地法人(ドイツ日通ハンガリー支店)の施設で取り卸して配送するため、輸送途中での貨物へのダメージも大幅に軽減される。
ハンガリー・ブダペストからサービスを開始し、順次、ルーマニア、オーストリア、チェコ、スロバキアなどの東欧諸国へ展開する計画。