SBSホールディングスが11月14日に発表した2014年12月期第3四半期の業績は、売上高1031億5000万円（前年同期比8.6％増）、営業利益32億8800万円（113.2％増）、経常利益29億3300万円（129.7％増）、当期利益25億100万円（340.8％増）となった。
3PL受注の拡大に向けて提案営業を強化し、大手ドラッグストアやスーパー向け物流センター運営などの新規受注を獲得した。
新たに大手食肉加工企業向け3PL、関東、関西で大手百貨店向けの通販や宅配向けセンター業務などが稼働した。
その他事業において、人材事業が人手不足を追い風に需要が好調に推移していることから営業所の新規開設や整備を進め営業エリアの拡大に努めた。
海外事業は、ASEAN地域での事業を加速するためシンガポールの２つの現地法人を合併したほか、シンガポールのドレージ会社を取得し、同国内でのコンテナ輸送事業に参入した。
7月にはアジアで急成長しているインドのフォワーダー企業Transpole Logistics Pvt. Ltd.の株式を取得した。同社の取得は、中期経営計画の目標のひとつに掲げる2017年度海外売上高300億円達成への大きな布石となるとしている。
物流事業の売上高は936億5400万円（5.5％増）、営業利益は9億6400万円（235.2％増）となった。
通期は、売上高1370億円（3.6％増）、営業利益48億円（15.9％増）、経常利益44億円（15.8％増）、当期利益35億円（122.8％増）を見込んでいる。
