石油資源開発は11月13日、福島県新地町(相馬港)にLNG(液化天然ガス)基地を着工した。
相馬港の4号埠頭地区約20haに大型LNG外航船を着桟させ、LNGタンクで貯蔵し、気化するLNG受入基地と、気化したガスを新潟・仙台パイプラインに接続する約40kmのパイプラインを建設する。
投資額は600億円で、2017年に基地施設を竣工し、2018年操業開始の計画。
カナダブリティッシュ・コロンビア州のシェールガスを液化(LNG化)プロジェクト製造される年間120万トンのLNGを相馬LNG基地で取り扱う主要なLNGソースの1つとすることで、天然ガス供給ビジネスの一貫操業体制の拡充を図る。
■相馬LNG基地の概要
名称:相馬LNG基地
建設地点:福島県相馬郡新地町(相馬港4号埠頭地区)
主要設備:LNGタンク(地上式23万kl×1基、将来増設可能)、LNG外航船受入バース、LNG内航船出荷バース(LPG内航船受入兼用、将来増設可能)、LNG気化器2基(将来増設可能)、気化ガス用熱量調整設備、LNGタンクローリー出荷設備、ほか