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JR貨物/東海道線不通で、代行輸送・う回対策を拡大、18%を確保

2014年10月10日/生産

日本貨物鉄道(JR貨物)は10月9日、台風18号による東海道線由比~興津間での土砂流入の影響により、現在も同区間は不通となっているが、その対策としてトラック代行輸送及びう回列車運転等の拡大を発表した。

<トラック代行、う回輸送等イメージ図 10月9日現在>
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既に行なっている代行トラック輸送・う回列車に加え、追加する対策を合せ、最大で往復1990個/日(不通区間における提供輸送力の約18%に相当)の輸送力を確保する。また今後も、トラック代行輸送とう回列車運転等の拡大を検討するとしている。

トラック代行輸送では、既に実施している東京(タ)駅~静岡貨物駅間に加え、東京貨物ターミナル(以下タ)駅~西浜松駅間においてもトラック代行輸送を実施する。代行区間は、東京(タ)駅~西浜松駅間で、輸送力は片道最大50個(5トンコンテナ換算)、開始日は、準備出来次第としている。

う回列車の運転の拡大では、既に運転を行なっている東京(タ)駅~福岡(タ)駅間(日本海縦貫線経由)及び名古屋(タ)~札幌(タ)駅間(日本海縦貫線経由)に加え、東京(タ)駅~大阪(タ)駅(中央東線・中央西線経由)でも、う回列車の運転を行う。

運転区間は東京(タ)駅~大阪(タ)駅1往復、経由線区は中央東・中央西線経由(甲府・塩尻・多治見・名古屋・京都経由)、輸送力は、コンテナ貨車13両、5トンコンテナ換算65個、発着時刻は東京(タ)駅 17:15発→大 阪(タ)駅翌々日7:05着、大阪(タ)駅19:24発→東京(タ)駅翌々日6:50着、輸送開始日は、東京(タ)駅発10月9日(木)大阪(タ)駅発10月9日(木)。

また、定期列車の接続では、隅田川駅~金沢(タ)駅間の定期列車と大阪(タ)駅~金沢(タ)駅間の定期列車を、金沢(タ)駅で接続することにより、関東~関西間輸送力の一部を確保する。

ルートは隅田川駅~(金沢(タ)駅接続)~大阪(タ)駅で、輸送力は片道5トンコンテナ換算30個、発着時刻は隅田川駅15:52発→大阪(タ)駅翌々日5:17着、大阪(タ) 駅13:33発→隅田川駅翌々日11:37着、開始日は、隅田川駅発10月8日(木)、大阪(タ)駅発10月7日(火)となっている。

区間列車の運転では、関西~九州、関西~広島・山口、静岡~名古屋、札幌(タ)~沼津・富士間で区間列車を運転する。これと代行トラック輸送及びう回列車等とを接続することで、輸送ネットワークの一部を確保する。

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