日本通運は9月30日、日本発ウラジオストク経由モスクワ向けの一貫輸送サービスを開始した。
ウラジオストク営業所を活用したサービスで、小ロット貨物を対象にしたSEA & AIRサービス「エアさっと!ロシア」と、重量建てのSEA & RAILサービス「さっと!ロシア」の販売を開始した。
「エアさっと!ロシア」と「さっと!ロシア」は、コンテナ1基に満たない少量貨物輸送にも対応できるため、顧客はニーズにあった輸送サービスを選択できる。
「エアさっと!ロシア」は、ロシア極東部のウラジオストクまで海上輸送し、輸入通関後、モスクワ向けに航空輸送するもので、リードタイムは日本から直接ロシアへ海上輸送する場合に比べ約30~35日削減、輸送費は日本から直接ロシアへ航空輸送する場合に比べ約20%削減できる。
「さっと!ロシア」は、同じくウラジオストクまで海上輸送後、シベリア鉄道輸送でモスクワまで鉄道輸送をおこない、リードタイムは日本から直接ロシアへ海上輸送する場合に比べ約15~20日削減、輸送費は日本から直接ロシアへ航空輸送する場合に比べて約35%削減した。
ロシア日通では、2012年にウラジオストク営業所を開設、通関などで発生するトラブルにも迅速に対応できるようになり、発着ともに日本通運グループによる高品質な一貫輸送が可能となった。