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日通総研/企業物流短期動向調査速報、小幅ながら改善

2014年09月17日/調査・統計

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日通総合研究所は9月16日、企業物流短期動向調査(速報)を公表した。

<荷動きの実績(見込み)と見通しの「荷動き指数」(速報値)>
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<各輸送機関の利用の実績と見通し(速報値)>
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2014年7~9月実績(見込み)の国内向け出荷量「荷動き指数」はマイナス2と、前期(4~6月)実績からは強含み横ばいで推移した。また、10~12月見通しでは、さらに2ポイント上昇してゼロ水準となる見込みであり、小幅ながら改善の方向に向かっている。

2014年7~9月実績(見込み)の業種別「荷動き指数」をみると、15業種中、プラスの業種は輸送用機械など4業種にとどまり、金属製品と一般機械がゼロ水準で、木材・家具、パルプ・紙など9業種がマイナスとなった。

10~12月見通しでは、化学・プラスチック、金属製品、消費材卸の3業種がプラスに浮上するほか、精密機械もゼロ水準まで戻す。この結果、7業種がプラス、2業種がゼロ水準で、マイナスの業種は6業種にとどまるものとみられる。

2014年7~9月実績(見込み)の輸送機関別「利用動向指数」は、すべての輸送機関でマイナスを示したが、すべての輸送機関で前期(4~6月)実績よりも上昇した。

10~12月見通しでは、一般トラック、宅配便、鉄道コンテナで小幅ながら改善が見込まれるものの、引き続きプラスの輸送機関は皆無であり、利用回復に向けての足取りは重いものとみられる。

2012年7~9月実績(見込み)の輸出入貨物量「荷動き指数」をみると、すべての輸送機関で前期(4~6月)実績よりも上昇し、国際航空の輸入ではゼロ水準にとどまるものの、残りの輸送機関でプラスを示した。10~12月見通しでは、一転してすべての輸送機関において「荷動き指数」の低下がみられる。

国際航空の輸入でマイナスに落ち込む一方、残りの輸送機関ではプラスにとどまる見通しとしている。

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