Zepol（ゼポ）は9月11日付で、米国海上コンテナ輸入の8月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU（B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含）は、前月から0.6％増加し前年同期比6.1％増の126万5000TEUとなった。
米国向け世界合計（FROB含む）でも、アジア発に加えて、中米発（3.7％減） 以外は、欧州発14.6％増、カナダ発8.3％増、南米発14.2％増といずれも増加で、全体では前月比0.4％増、前年比は6.4％増と続伸した。
アジア発の6割強を占める1位中国発は前年比4.8％増と6か月連続の増勢、2位の韓国は前月比が1.3％減と3か月連続のマイナスだったが前年比では2.4％増、3位の香港は7％減で２か月連続のマイナス、4位の台湾は12.6％増で3か月連続のプラス、ASEANは5位シンガポール、7位ベトナム、8位マレーシアがそれぞれ31.2％増、23％増、54.6％の増加だったが9位タイは2％減で2か月連続のマイナスだった。
マレーシアは8か月連続プラス。10位のインドも14.8％増と12か月連続のプラスだった。
なお、自国生産分を表す荷受け地ベースで、韓国、日本と拮抗しているベトナムは6月に続き韓国を上回り２位となった。
日本は母船積地ベース（直航分）で好調だった前月から12.6％減だったが、前年比では1.4％増で、7か月連続のプラスを維持している。
また、日本発釜山TS分は前月、前年比とも1.4％のプラスだった。
日本発直航分の8割以上を扱う米国西岸港は、ロスアンゼルス、ロングビーチ、エヴァレット、シアトルが減少、タコマ、オークランドは増加。米国港通過・第三国揚FROBの動きはタコマ港が多く、アジア発米国向けFROB全体量の前年比は14.1％（7月は15.4％）増維持だった。
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南石正和
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