日本郵船は7月30日、今年4月入社の新入社員研修の一環として岩手県上閉伊郡大槌町でボランティア研修を実施したと発表した。
日本郵船は東日本大震災発生後3年間にわたりグループ社員、役員、OBのボランティアを被災地に派遣し、東北復興に向けた支援を行ってきたが今年度はその延長として、新入社員が地域の人々と交流しながら被災地で活動し、企業の社会貢献の意味を考えることや業務以外の視野を広げることを目的に現地でのボランティア研修を実施したもの。
研修は4泊5日の日程で行い、現地視察や現地NPO団体とのボランティア活動のほか、実際に被災地で直面している課題を題材としたワークショップを行った。
ワークショップで新入社員は大槌町の責任者役となり、困難な状況下におかれた際の意思決定や判断、町民の合意をはかることの困難さを体感し、机上の研修では得られない貴重な5日間を過ごした。