ヤマトホールディングスは4月1日、シンガポール・マレーシア間のクロスボーダー配送サービスを開始する。
シンガポール・マレーシア間で、日曜祝祭日を除いた毎日、定時トラック便を運行。両国の宅急便ネットワークと結節することにより、集荷・通関・配達までをヤマトグループで一貫して行い、品質を保持した状態での翌日配達を可能とする。
傘下のYAMATO TRANSPORT(S)とYAMATO TRANSPORT (M)により、 シンガポール・マレーシア間の国際通販と小口貨物の納品に携わる顧客を対象に提供する。
取扱う荷物は、少量多頻度の小口単位の宅急便から、ロット単位の荷物まで幅広く対応する。
展開エリアは、シンガポール全域とマレーシア西部(クアラルンプール市・ジョホールバル市・ペナン市)。
販売対象はシンガポール・マレーシア間の輸送品を取り扱う現地企業。
導入メリットとして、リードタイムの短縮・安定、配送品質の向上、コスト競争力強化を挙げている。
今後は、タイ・ベトナム等のASEAN諸国へのネットワークの拡大を検討。
羽田クロノゲート、沖縄国際物流ハブとシンガポール空港の接続による、日本・シンガポール・マレーシア3国間の小口輸送ネットワーク構築を計画している。