ヴォコレクトジャパンは1月24日、北王流通の冷凍・冷蔵倉庫で、ヴォコレクトの音声ソリューションを採用したと発表した。
<ハンズフリー、アイズフリーの作業環境と音声による業務支援で平準化が図られた庫内業務の様子>
関東エリアで食品物流事業を展開する北王流通の浮島営業所内にある冷凍・冷蔵倉庫(敷地面積3000㎡)にヴォコレクトの音声物流ソリューション「Vocollect Voice」を導入。
これまで自動化やシステム化が困難であった冷凍・冷蔵倉庫内の出荷業務で、安全性、正確性を保持・向上させながら同時に生産性30%向上を実現し、大幅に作業時間を短縮させて顧客満足度の向上に役立つとともに、競争力強化に貢献したという。
作業精度でも、立ち上げ当初目標である、99.97%(出荷1万5000件に対して5件以下のエラーに相当)を大きく上回り、音声仕分け作業部分だけでみると99.99%以上の作業精度を実現した。
容易な操作性により、これまでは約1か月かかっていた新人作業員の習熟期間が、音声業務適用後は1週間もすると作業者単独で業務を行うことが可能になった。
熟練者のノウハウに依存するところが多かった仕分け業務において、音声業務のシナリオに熟練者のノウハウを取り入れて作業標準化を図ることで、非熟練者を含めた作業員全体の底上げをすることができ、生産性30%向上という成果をあげている。
北王流通では、想定通りの投資回収期間(ROI)の達成も見込まれることから、今後は業務範囲を広げて入荷検品への導入、ドライ品のピッキングや仕分け作業への展開も検討している。