伊藤忠商事は12月28日、酸化鉄製造大手で、電子素材メーカーの戸田工業と資本・業務提携契約を締結し、同社の第三者割当増資の全株式を引受けると発表した。
増資引受後、伊藤忠商事は、戸田工業発行済株式の20.7%(議決権株式保有比率22.1%)を保有し、同持分法適用関連会社となる。
伊藤忠商事は戸田工業の技術力・生産基盤を活用することで、リチウムイオン電池の正極材分野とスマートフォン・タブレット・PC・電気自動車等の電子素材ビジネスのトレード強化や新用途における戦略商品の開発に取り組む。
今回の資本・業務提携により、伊藤忠商事の国内外のグループネットワークを活用した原材料調達・マーケティング・物流機能と戸田工業の技術・開発力を結集し、商品競争力の強化や新市場での販路拡大など、既存ビジネスの拡充と新たな分野でのビジネス創出を推進する。