NECとNECソリューションズは12月26日、広州三池汽車配件(広州三池)で、部材・仕掛品をリアルタイムに一元管理し、棚卸作業含め、棚卸資産管理の効率化を実現するシステムを構築したと発表した。
NECが構築した部材・仕掛管理システムは、ハンディ端末を利用したリアルタイムでの一元管理を実現。
部材の入出庫時、プレス工程完了時、中間倉庫への入出庫時、組立工程完了時などに、ハンディ端末でラベルを読み取りシステムに登録することで、部材・仕掛品の場所や進捗をリアルタイムで把握可能となった。
ハンディ端末では現品票、現品(製品)、サンプル品(見本)の3点をチェックし、厳密な棚卸管理を実施。年4回実施していた実地棚卸作業の削減や、棚卸作業時の生産停止時間短縮が可能となる。
柔軟性・拡張性に優れ、広州三池の担当者もシステムの管理・運用・改修が可能であるとともに、Webベースのため、他工場への展開なども容易に実現可能。これらにより、システム維持管理費を削減できる。
既存の基幹システム(生産管理や会計など)と接続させることで、在庫・仕掛りデータの即時反映も実現した。