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GLP/近代的物流施設は2.5%、日本は魅力的な市場

2012年12月21日/物流施設

GLPとGLジャパン・アドバイザーズは12月21日、J-REITの東京証券取引所上場について共同記者会見を行った。

<左からGLプロパティーズの帖佐義之社長、GLP共同創業者のジェフリーH.シュワルツエグゼクティブコミッティ会長、GLジャパン・アドバイザーズの三木真人社長>
20121221glp - GLP/近代的物流施設は2.5%、日本は魅力的な市場

GLP共同創業者のジェフリーH.シュワルツエグゼクティブコミッティ会長は、J-REIT参入の戦略的背景の説明のなかで、「今回の上場で資産規模では日本最大の物流施設REIT。2012年で最大のJ-REITのIPO(新規株式公開)」と強調。

さらに、日本での展開の理由を「日本は物流需要が大きいにも関わらず、最新の設備を持つ物流施設の割合は2.5%しかない。E-コマースを含め、新たな物流サービスが拡大しているだけに、最新の物流施設の需要は今後ますます大きくなる」とし、「ブラジル、中国と並び、日本を含めた3国がベストな選択で非常に魅力的な市場だ」と述べた。

GLプロパティーズの帖佐義之社長は、「日本の物流業界は新たなサービスとして即日配達や指定日配達など、物流サービスの向上に努めている。そのサービスを支えるのが最新の設備を持つ我々の物流施設だ。最新の施設が少ないだけに成長を遂げる要素が大きく、今後も需要は大きい」とした。

GLジャパン・アドバイザーズの三木真人社長は、「国内、国外とも機関投資家から強いオーダーがあった」とし、そのため、募集価格は一口当たり6万500円と上限値だった。

なお、GLPの所有物件は、日本では7都市に展開し、総延床面積410万㎡、うち竣工済み物件が360㎡、うち開発中物件が40万㎡。マーケットシェアでも国内最大の規模を持つ。

■GLP J-REITオファリング概要
オファリング規模:約1110億円(物流施設専業J-REITで最大のIPO)
発行体:GLP投資法人
上場投資法人:東京証券取引所
発行価格:6万500円
試算運用会社:GLPジャパン・アドバイザーズ(GLPグループの間接100%子会社)

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