アプリソジャパンは、製造・物流実行管理ソリューション「FlexNet」の最新バージョンである「FlexNet9.6」を10月26日から新発売する。
これに先立ち、同社は24日、都内で新商品発表会を開催。新商品の概要と、最重要エリアとする日本市場での展開について説明した。
<アプリソ・コーポレーションのクリス・ブリーチャー ワールドワイドフィールドオペレーション部門上級副社長>
FlexNetは、MES(製造実行管理システム)とLES(物流実行管理システム)を統合的に実現する製造・物流実行管理ソリューション。
企業の各製造拠点における独自の製造工程、ローカルなプロセスを尊重する一方で、各拠点の製造工程を「標準化」した標準プロセスを企業のコアモデルとして据えることで、バランスの取れた製造オペレーションが構築できるようになる。
これにより、各地の工場が持つオリジナリティや強みを生かしながら、効率性を追求した業務の改善や企業ガバナンスの徹底といった全社的な取り組みが可能となる。
新バージョンのFlexNet9.6では、グローバル展開におけるサポートが拡張されたほか、iPadやAndroidタブレットの利用が可能となるなど、多様な機能を強化した。
<アプリソ・ジャパンのジェリー・フォズニック 代表取締役社長>
同社が日本国内で新商品展開の対象とするのは、売上高1000億円以上の大企業だ。主に自動車企業やハイテク企業が念頭に置かれ、ターゲットとなるのはおよそ350社とされる。