LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





アイリスオーヤマ、DHL/使用済み蛍光管回収・リサイクル事業確立

2012年04月10日/SCM・経営

  • 関連キーワード
  • DHL

アイリスオーヤマとDHLサプライチェーンは4月10日、LED照明導入時に発生する使用済み蛍光灯の回収・リサイクル事業スキームを確立したと発表した。

<LED照明に伴う蛍光管の回収・リサイクル概要>
20120410dhlairisu1 - アイリスオーヤマ、DHL/使用済み蛍光管回収・リサイクル事業確立

3月19日から試験運用を始めており、4月1日から本格運用に入っている。

スキームは、アイリスオーヤマが販売・導入・サービスを行い、DHLが蛍光管回収を行い、中間処理場へ運ぶ。最終処理場では新たに野村興産の協力を得て、リサイクル原料に加工。リサイクル原料は、アイリスオーヤマの工場に運ばれ、新製品に加工されるサイクル。

大量廃棄される蛍光管を持つ法人での運用が中心で、40型蛍光管1個で500円から750円(全体の重量等により変わる)の廃棄料金を徴収する。

<蛍光管を持つ石田事業本部長(左)と柿沼事業本部長(右>
20120410dhlairisu2 - アイリスオーヤマ、DHL/使用済み蛍光管回収・リサイクル事業確立

アイリスオーヤマの石田敬LED事業本部事業本部長は「LED販売でトップシェアを持つ当社だけに、蛍光管の廃棄処分についても、責任を持ってやりたい」と語った。

DHLサプライチェーンの柿沼昌樹執行役員テクノロジー第一事業本部長は「CO2削減などの環境面でこれまでパートナーシップを組んでおり、私どもが日本全国の各市町村で廃棄物処理のライセンスも持っていることもあり、今回の協業になりました」と語る。

今後10年以上続くスキームとされ、蛍光管がなくなれば、今度はLED回収・リサイクル事業スキームとして生きてくる、としている。

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース