DHLサプライチェーン/倉庫から輸配送ビジネス中心にネットワーク展開へ

2011年07月27日 

DHLサプライチェーンは7月27日、同社の河村修一社長は、新オフィス移転に伴い、最新の同社の事業概要を説明した。

<DHLサプライチェーン河村修一社長>
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現状説明では、DHLグループは世界で約47万人の従業員数と、510億ユーロ(2010年度)の売上規模を持つ世界最大規模の総合ロジスティクス企業となった。

続けて、DHLサプライチェーンについては、1970年に創業。企業としてのターニングポイントを、1972年に日本で初めての外資系フォワーダーとして利用航空運送事業の認可を得たことと、2004年に富士通ロジスティクスの全株式を取得したことを強調した。

現在、売上数字は公表していないが、2005年時の全売り上げに占める富士通の割合が91%あったものが、2010年には57%と減少している。富士通以外の部品メーカーやコンシューマー&リテール、ヘルスケアなどの取扱が増えたことによる。

中でも、治験薬物流は早くから展開していただけに、先行者メリットから現在17社と取引を行っている。そのうち12社は同社のプラットフォームを利用している。このプラットフォームはマンハッタン社の倉庫管理アプリケーションVM300iを利用したもので、温度管理を伴う輸配送ネットワークを構築し、理想的なプラットフォームを作り上げている。日本ではエーザイ、海外ではファイザーなどが利用している。

プラットフォーム化のメリットとして、ハイレベルで一貫した競争力、コスト競争力、立ち上がりリードタイムの短縮、ノウハウの蓄積、輸送効率化などを挙げている。

また、今後は世界的な潮流として「e-コマース」に力を注ぐという。その表れが7月5日に発表されたダイヤモンドヘッド社との業務提携だ。DHLサプライチェーンの持つ、世界的なロジスティクスサービスとダイヤモンドヘッドが提供するeコマースプラットフォームを用いてファッションアパレル企業の国内とアジア圏でのeコマース事業を支援する強力なタッグとなる。

最後に河村社長は「これまでは倉庫中心にビジネスを考えていたが、今後は輸送・配送ビジネスを中心に据え、多角化を図っていくことを今後の方向性としたい」と語った。


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