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丸運/3月期の売上高1.5%増、営業利益6.9%減

2011年04月29日/決算

丸運が4月28日に発表した2011年3月期業績によると、売上高493億8600万円(前年同期比1.5%増)、営業利益12億5900万円(6.9%減)、経常利益12億7500万円(7.2%減)、当期利益6億4900万円(31.6%減)となった。

国内貨物輸送では、アジアを中心とした外需の好調や景気対策の効果により、全体としては緩やかな増加基調で推移した。

主力である一般貨物輸送・倉庫事業は、素材関連貨物の増加に支えられ、堅調に推移したが、年明け以降は増加傾向に翳りが見られ、震災後、東北地方と北関東の一部地域で貨物量が減少した。

鉄道利用運送事業では、農産物が不作であったことや自然災害等による輸送障害、さらには大震災の影響により、低調に推移した。

また、産業廃棄物等の収集運搬及び城南島リサイクルセンターの中間処理事業は、事務機器等のリース期間延長の傾向が一層強まったこと等により、低調に推移した。

これらの結果、貨物輸送部門の売上高は、期前半までは緩やかな増加傾向にあったものの、前期に比べ0.4%の増収にとどまった。

液体輸送の主力である石油輸送では、夏場の猛暑により自動車燃料等の需要が一時的に回復したものの、原油価格高騰による製品価格の上昇、エネルギー転換の進展等による需要の減退、また、大震災の影響に
より輸送量は減少した。

一方、化成品輸送は、新規輸送の獲得など営業拡大に努めたことにより、輸送量は増加した。部門全体の売上高は前期に比べ0.4%の減収となった。

来期の業績予想は、東日本大震災の影響により、現時点で合理的な算定が困難であるため未定としている。

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