川越ロジスティクスセンター

2011年03月07日 

オリックス不動産は、積極的な物流施設の開発を進めているが、今回は、川越ロジスティクスセンターをリポートする。

<川越ロジスティクスセンター>
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2月1日には川越ロジスティクスセンターが入居を開始し、3月からは市川千鳥町ロジスティクスセンター、6月には横浜町田ICロジスティクスセンターへの入居が始まる。

いずれも同社のオフィスビルやホテル建設などで培われたノウハウを活かすなど、「働く人たちの快適なオフィス空間と効率性」を重視した最新の物流施設となっている。

物流施設に快適なオフィス空間づくりを活かす

埼玉県上尾市と川越市の間にある「川越ロジスティクスセンター」。圏央道川島ICから約9km、関越道川越ICから約11km、首都高速与野ICから約12kmにある。首都圏を広範囲にカバーできる立地だ。圏央道が全線開通すればさらにその利便性は増す。

従業員の確保に関しても、人口22万人の上尾市と34万人の川越市からバスや自転車、自家用車で通える環境にある。

オリックス不動産の久保田勲物流投資事業部副部長兼第一課長は「立地、施設の充実度はもちろんですが、一番重視したのが働く人たちのオフィス環境です」と話す。

同社はさまざまなホテルやオフィスビル建設にも携わっているが、その設計を物流施設にもそのまま生かしているという。例えば事務所も新築オフィスと同様に明るい間取りとし、快適な労働環境を提供。OAフロアやビルトインエアコンなども当然ながら設置している。

<緑の飾りが好評な入り口付近>
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<事務室の様子。ビルトインエアコン設置済み>
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トイレは暖房洗浄便座、ジェットタオル、サーモスタット自動水栓などを完備。女性用トイレには化粧台や、収納コーナーも用意している。

同社物流投資事業部の福本紀子さんは「トイレには気を遣いました。特に女性用トイレでは快適さを追求しました」と語る。最近の物流倉庫は3Kの職場という概念を払しょくしつつあるが、事務所入り口のデザインも含め、ここはまるで新築オフィスそのものである。

<最新の暖房洗浄便座>
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<女性用トイレには化粧台や収納スペースも>
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物流施設面では、他の物件と大きく変わることがないが、いくつかの特徴を新たに設けている。その一つがスムーズで安全な敷地動線。A、B、C区画に入居する場合に、それぞれの区画専用入り口を設け、敷地内は一方通行としている。

フロア内エレベーターも既設の荷物用エレベーターとは別に、垂直搬送機を設置できるスペースを確保している。通常5.5mの梁下有効高(天井までの距離)も3階部分は7mとして、パレットの4段積みが可能など、余裕を持たせている。

トラックパースは13mを確保し、さらに外側に8mのスペースと庇(ひさし)を設け、29台の車両が一度に利用できる。

<高さ制限3M、積載荷重3500kgのエレベーター>
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<8Mの庇を設けたトラックパース>
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<利用を始めている濃飛倉庫運輸のトラックパース>
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太陽光発電システムの採用も環境時代を意識した新しい取り組みだ。施設の屋上に1120枚のパネルを設置し、発電量は約9万2080kwhの年間予測をしている。

消費電力のごく一部だが、これで廊下などの共有部分の照明などの1割ほどがまかなえる。また、二酸化炭素削減量に換算すると年間3万755kgにもなる。

<黒い部分が太陽光発電パネル>
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なお、施設の緑化部分の前面には154台が駐車できるスペースを確保している。

<緑地部分の前面に設けられた駐車スペース>
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久保田副部長は「まずは見てもらうこと。そして物流事業者、卸業者、3PL事業者の方を中心に販売していきたい」と話す。すでにC区画には濃飛倉庫運輸が入居している。オリックス不動産では今後次々に竣工する物流施設が控えているが、その手ごたえを川越ロジスティクスセンターで感じているようだ。

<オリックス不動産物流投資事業部副部長兼第一課長 久保田勲氏>
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<オリックス不動産物流投資事業部第一課 福本紀子氏>
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■川越ロジスティクスセンターの概要
所在地:川越市芳野台3-5-1
用途地域:市街化調整区域、鴨田築・地区計画(工業専用地域に準拠)
敷地面積:3万4768㎡(1万517坪)
規模・構造:鉄骨造4階建(倉庫部分3階、事務所4階)耐火構造
総賃貸面積:5万4281㎡(1万6420坪)
床荷重:1.5t/㎡梁下有効高5.5m(3階約7m)
竣工日:2011年1月31日
A区画:倉庫部分(1万595㎡・3205坪)、事務所・休憩室部分(436㎡・132坪)トラックパース部分(880㎡・266坪)、計(1万1912㎡・3603坪)
B区画:倉庫部分(2万5387㎡・7679坪)、事務所・休憩室部分(591㎡・178坪)トラックパース部分(2213㎡・669坪)、計(2万8192㎡・8528坪)
C区画(既に入居済み)

■オリックス不動産
http://www.orix-logi.jp/index.html

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