東京エレクトロンは3月4日、宮城県大和町に建設中の新工場の生産棟現場で、建設資材の焼損事故もあり、当初4月を予定していた稼働時期を延期すると発表した。
また、半導体製造装置の特性上、生産現場の環境に万全を期する必要があると判断したもの。
これに伴う影響を最小限にとどめるため、東京エレクトロンATの宮城事業所（松島町）の現状の生産体制を維持するとともに、山梨事業所（韮崎市）の生産エリアを拡大。製品の納期などには一切の影響がないよう対応するとしている。
なお、開発棟、事務棟に関しましては当初の計画通り4月稼動開始を予定。
また、2011年4月に予定していた新工場の竣工式は延期とし、生産棟の稼動開始時期が明らかになった時点で改めて執り行うとしている。
