日立金属、神戸製鋼所、IHI、川崎重工業の4社は3月1日、航空機・電力プラント向け大型鍛造品を製造する日本エアロフォージ（以下:Jフォージ）を共同で設立したと発表した。
Jフォージは国内で初めてとなる5万トン級の最新鋭大型鍛造プレスを導入し、世界で需要拡大が見込まれる航空機向けを中心に大型鍛造品の製造事業を行う。
事業は2月25日に経済産業省の補助金の対象事業に採択。出資した4社は、Jフォージの生産開始に向け全力で準備を進めると共に、各社の強みを活かして本事業を強力に支援し、日本の航空機産業の発展に寄与する、としている。
■会社概要
会社名：日本エアロフォージ（略称：Ｊフォージ）
所在地：東京都中央区八丁堀2-9-1
設 立：2011年1月21日
払込資本：37億円（増資後）
出資比率：日立金属40.53％、神戸製鋼40.53％、IHI5.41％ 、川崎重工5.41％ 、伊藤忠丸紅鉄鋼5.41％、双日エアロスペース2.70％ （増資後）
従業員：40名程度（量産時）
事業内容：大型鍛造品の製造・販売・受託加工、及び付帯する事業
売上計画：130億円(2017年度)
主要設備：5万トン大型鍛造プレス
主要製品：航空機エンジン・機体用チタン、ニッケル、高合金等の鍛造品、電力用高合金鍛造品
