TNTは2月24日、2010年第4四半期および通期決算を発表した。
メール部門では基礎的な売上は前年同期比0.1%減の12億1200万ユーロを計上(従来の決算方法では前年同期比0.1%減の12億1300万ユーロ)となった。基礎的な営業利益は1億8400万ユーロ(従来の決算方法では1億8500万ユーロ)だった。
エクスプレス部門では、基礎的な売上は、営業日数が減少した影響で、前年同期比0.3%減の17億3400万ユーロを計上。(従来の決算方法では前年同期比0.1%増の16億7700億ユーロ)だった。基礎的な営業利益は9500万ユーロ(従来の決算方法では1.07 億ユーロ)。
2010年通期でのハイライトは、メール部門で通常郵便取扱量が 9.0%減。基本計画により0.93億ユーロのコストを削減した。基礎的な営業利益はは5.8億ユーロ(2009年通期は6.3 億ユーロ)。
また、営業活動による準キャッシュフローは1億7100万ユーロを計上。純負債は9億9300万ユーロ。
エクスプレス部門は貨物取扱量が危機以前の水準に回復、基礎的な営業利益2009年度通期比32%増だった。
なお、メール部門とエクスプレス部門をそれぞれ個別の上場企業とすることが昨年12月2日に発表されたが、同社では本年5月25日の年次株主総会までに円滑な移行ができるように努力する、としている。