アルフレッサ/埼玉物流センター

2011年01月28日 

アルフレッサが2月1日から本格稼働を始める「アルフレッサ物流センター」(以下:埼玉物流センター)をリポートした。

<埼玉物流センター>
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埼玉物流センターは東京・埼玉を中心とした首都圏全域への配送を目的としたセンターで、現在稼動している新座物流センター(埼玉)、調布医薬品センター(東京)、大宮医薬品センター(埼玉)の機能を集約する。

総投資額は、土地、建物、物流機器などで92億円。敷地面積2万4989㎡、建築面積1万1741㎡、延床面積3万4007㎡、保管品目は約3万品目で、出荷能力は月間で400億円から500億円を計画している。

立地は、JR武蔵野線北朝霞駅から車で約15分、国道254号線沿いの新座市野火止で、関越自動車道大島インターと所沢インターの間に位置する。アルフレッサの前身「福神」時代に業界で初めて物流センターを設けた歴史ある地域でもある。

センターの特徴は、保管品目数の拡充と庫内管理システム(WMS)の高機能化によるトレーサビリティ(得意先に納品した商品のロット・有効期限の記録と管理)機能の実現。

■最新鋭の物流機器揃え効率・安全目指す

<物流フロー>
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総合的な物流フローは、入荷→入荷ケース検品→垂直搬送機、有軌道搬送台車、ケース自動倉庫などへ移動し、入荷バラ検品、ピースソーターなどを経て、出荷エリアに運ばれる。特殊品や保冷が必要なものはそれぞれの保管庫を経る。

まず一般バラ保管棚、入荷バラ検品エリア、パレット自動倉庫がある3階部分から。検品はバーコードによる二重チェックが行われ、安全性と効率を重視している。通常のバーコードだけでなく、二次元バーコードにも対応している。

RFIDについては検討はしたものの、環境が整っていないことから時期尚早と判断された。パレット自動倉庫は保管棚が10列×36連×10段で全3600棚になる。

<入荷バラ検品エリア内のPOS検品システム>
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2階部分はケース自動倉庫、ピースソーター、オリコン組立機、一般梱包棚などが設置されている。ケース自動倉庫は静粛性に優れたリニアモーター駆動によるピースソーターを導入し省エネ化を実現。ケース自動倉庫の保管棚は18列×21ゾーン×20段の全7680棚(3万8400ケース相当)となっている。

ピースソーターでは商品の落ちる角度とスピードにも神経を使ったという。ここでも2度目の検品が行われる。オリコン組立機は2種類のオリコンに対応し、オリコン整列機は保管棚が4列×12ゾーン×7段で336棚となる。

<オリコン組立機>
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<オリコン整列棚>
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<ピースソーター内に設けられた一角で二度目のバーコードによる検品作業>
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1階部分は入荷ケース検品エリア、有軌道配送台車、保冷品庫、方面別出荷ソーター、トラックヤードなどが公開された。方面別出荷ソーターのシュート数は全23本となっている。

トラックヤードには10トントラック20台が一度に作業できるスペースがあるが、基本的に入荷、出荷で半分ずつに分かれる。近くに民家もあるため、作業の静粛性を保つため防音用のシャッターも設置されている。

<パレット自動倉庫入出庫ライン>
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<出荷ソーターのシューター>
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<保冷品庫>
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<トラックヤード>
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施設公開とともに行われた竣工式典で同社鹿目広行社長は「最新の機能を盛り込んだ物流センターの完成で、出荷スピード、出荷品質の向上とローコストを実現させ、顧客ニーズに応えることができるようになりました。必要な医薬品を必要な場所に必要な量を必要な時に安全にお届けしたい。今後も物流による営業力の強化を図っていくことを考えています」と語った。

<あいさつする鹿目広行社長>
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■施設概要
所在地:埼玉県新座市野火止2-7-36
敷地面積:2万4989㎡(7510坪)
建築面積:1万1741㎡(3552坪)
延床面積:3万4007㎡(1万287坪)
建物構造:鉄骨造3階建
保管品目:約3万品目
設備投資額:総額92億円(土地、建物、物流機器等)
カバーエリア:首都圏
出荷能力:400億円/月

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