ハローズは1月16日、「ハローズ早島物流センター」(以下:早島物流センター)が1月15日に竣工し稼働したことを発表した。同時に広島県福山市の本社から同地に本社機能を移転し、業務を開始している。
早島物流センターは長期ビジョン「瀬戸内商勢圏・180店舗・3000億円構想」実現を目指すもので、物流・情報・管理の拠点として重要な役割を担っている。
現在、早島物流センターは全46店舗(広島県19店舗、岡山県22店舗、香川県5店舗)の拠点となっており、スペース的な余裕は相当あるものの、180店舗には対応はしておらず、今後の店舗数の増加に伴い、新物流センターの建設も展望する、という。
これまで、広島県・岡山県内に分散していた6か所のセンターを集約し、常温・低温の両温度帯の保管・物流機能にデリカセンター、青果センターを併設。物流面以外でも、チェッカートレーニングセンターと品質管理室を新たに設けている。
設備面では、パレット・ケースの自動倉庫、自動仕分けソータなどの自動化設備、物流機材(クレート)や店舗の買い物カゴの洗浄乾燥機なども導入。
また、ペットボトル、食品トレー、缶類などを回収し再資源化を図る「エコセンター」を来春完成の計画で進めている。これらの資源と洗浄する買い物カゴの回収を、店舗への納品後の復路の車両で行うことで、物流の循環の効率化を図ると共に、資源再利用・物流車両の便数削減などの環境へも配慮している。