双日と川崎重工業は1月20日、パキスタンのファティマファーティライザー社の肥料工場向けに、中核プラントである尿素製造設備を完工、引渡しを行ったと発表した。
<完成した尿素製造設備>
このプラント建設は双日と川崎重工が、2006年6月に約130億円でプロジェクトを受注したもの。双日は、契約全体の取りまとめを担当し、川崎重工は尿素製造設備納入や肥料製造設備全体の エンジニアリングおよびプロジェクトマネジメントを担当した。
ファティマファーティライザー社のパキスタン中部のサディカバット市近郊に建設した肥料工場は、近隣のマリガス田で産出される天然ガスを原料に、アンモニアから尿素をはじめ各種合成肥料を生産するもの。一日あたり1500トンの尿素を生産する同国最大規模の設備。