伊藤忠商事と東邦ホールディングスは1月11日、中国大手の医薬品・医療機器卸である「九州通医薬集団」と、合弁会社「湖北共創医薬」を設立し、本格営業を始めたと発表した。
湖北共創医薬の設立は、中国国内の病院・診療所・薬局に対し、日本および海外メーカー製品を中心とした医薬品・医療機器の卸売りを目的としたもの。
九州通医薬集団は中国国内で第3位(民間では1位)の医薬品・医療機器卸。中国国内に14か所の大型物流拠点、25か所の中型物流拠点、288か所の営業所を有し、病院や薬局等約6万9500の既存顧客の物流販売網を構築している。
湖北共創医薬はこれらのネットワークを活用することで、日本および海外メーカー製品を中心とした中国国内販売での拡販を図る、としている。
■湖北共創医薬の概要
所在地:中国湖北省武漢市武漢経済技術開発区沌口小区11号
設立:2010年5月
登録資本金:3000万人民元(約4億円)
出資比率:九州通:49%、東邦ホールディングス41%、伊藤忠商事10%
従業員:40名