旭松食品は1月11日、ミツカングループ本社への納豆事業の譲渡を決めた。
納豆事業の営業権をミツカンに、商標権などはミツカングループ本社へ14億円で譲渡する。
納豆事業収益確保のため、2010年5月末で埼玉工場の閉鎖と関東エリア、東海エリア等からの納豆販売を停止し、長野県、山梨県および近畿以西の営業活動に注力してきた。
しかし、納豆市場が縮小傾向にあり、販売競争に加え原材料等の高止まりにより、収益確保が、非常に厳しい状況と予測され、事業撤退も検討していた。
事業譲渡契約の締結は2月下旬、事業移管は4月1日を予定している。
なお、今回の譲渡は、営業権・商標権のみであり、土地・建物は含まれていない。譲渡後、納豆生産を行っている小野工場(兵庫県小野市)は閉鎖を予定している。